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黒くてテカテカしている虫と言えば・・・

Gではありません。クビアカツヤカミキリです。

カミキリムシは嫌いじゃないのですが、この子は結構ゴキちゃんっぽさがあります!

触覚の長い方がオスで短い方がメスですね。メスはお尻から産卵管が出ているのもわかります。

平成30年から特定外来生物に指定されました。おそらく中国からの積荷に紛れて来たのではないか、と言われています。

原産国の中国や台湾でも果樹を枯らす強害虫として認識されていますから、さらに抵抗性の無い日本の樹木はどうなってしまうのでしょう・・・

 

なんとこのクビアカツヤカミキリのせいで数十年後には日本からお花見が消滅するのでは、と危惧されています!

クビアカツヤカミキリはサクラ、モモ、スモモ、ウメなどのバラ科の樹木を特に好んで食べます。

東京と大阪では既に発見されているので、近隣の山梨や和歌山などの果樹の生産地で繁殖

すると経済的な損失はもちろん、文化面に与えるダメージにも恐ろしいものがあります。

また、同じバラ科であるリンゴやナシなどに今後被害が及ばないとも言い切れません。

 

 

以下はクビアカツヤカミキリの生態と発見のポイントです。

・成虫はサクラやモモなどの幹に300個ほどの卵を産卵する

・幼虫が孵化すると幹にラーメンの麺ほどの直径の穴を開け、中に潜り込む

・樹木内部で2~3年かけて成長し、その間、木くずと糞の混じった「フラス」を出す

フラス自体は他のカミキリムシや蟻なども出しますが、クビアカツヤカミキリのフラスは「小さなカリントウ状の塊」で出てくるところが特徴です。

この写真は最近弊社で剪定に入ったお店のモモの木で偶然見つけたものです。(上は幹の侵入口からフラスが出ているところ。)

雨後なのでやや形が崩れてしまっていますがフラスが固まっているのがわかります。

 

そしてこちらの標本の個体も福生市内で見つかったものです。発見者の方によると交尾中のところを捕獲したのでペアで揃っているそうです。

2018年現在、東京都で生息が確認されたのは福生市とあきる野市だけです。

まさに着々と繁殖が進んでいる証拠品となってしまいました・・・。

 

相手は小さな昆虫ですし移動もするので見つけるのは容易ではありません。

普段から意識していないと見逃してしまいそうです。

もしクビアカツヤカミキリを見つけたら必ずその場で捕殺して自治体に連絡しましょう!(特定外来生物は生きた状態での持ち運びが禁止されているのです。)

一人でも多くの方に情報を共有してほしいと思い今回の記事を書きました!