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- 2024/07/18
- 日常
立山旅行記
みなさんこんにちは。
7月も半ばですが、もう少しで梅雨が明けるとの予報が出ていますね👀
本格的な夏に突入したら、今まで以上に熱中症には気を付けていきましょう✊
先日の話。東京が本格的に暑くなり始めた頃、富山県の”立山”へ行ってきました。
立山は標高が高いので、基本的にそこまで暑くなく気持ちよかったです☺
弊社社名も”立山”産業株式会社なので、
どこか親近感を感じていた、”立山”町。
いつかは訪れたい!と密かに思っておりました。
今回はツアーに参加し、立山黒部アルペンルートを巡ってきました。
(今回のブログ、長くなります。私が個人的に行ってきた立山旅行のお話なので、気になった方だけ読んでくださいね😉)
まずは新幹線で上田駅まで行き、そこからはバスに乗り換えて黒部峡谷鉄道の宇奈月駅へ。
トロッコ電車に乗って宇奈月駅⇔猫又駅を巡ります。
※今現在は、能登半島地震の影響で終点の欅平駅までは行けず、猫又駅までとなっているようです。
道中は、すぐ下が崖になっているような細い山道を通ったり、切り立った崖の間に架けられた鉄橋等を眺めたり、
昔の人はよくこんなところにこんなものを作ったなぁ、と感心しっぱなし。
黒部川沿いをひたすら走るのですが、エメラルドグリーンに輝く川と新緑の山々の風景がとっても綺麗でした🍃
見ごろは紅葉の時期だそうですが、今の時期も緑が綺麗ですごく良かったです(^^)
黒部峡谷の豊かな自然を楽しみ、人間の作ったいくつかの建造物を眺めていたら往復約2時間弱、本当にあっという間でした。
この日はさわやかな風が吹いていて、トロッコ電車に乗っている最中ずっと心地良かったです☺
そして二日目。
ついに立山黒部アルペンルートを抜けていきます!(^^)!
まずバスで立山駅へ🚌
そこからはケーブルカーに乗って標高977mの美女平まで向かいます🚠
美女平からは高原バスに乗り室堂へ。
ここではあの有名な「雪の大谷」を観光しました⛄
雪の大谷と言えば、真っ白な雪の壁が道路の両脇にどーーん!とそびえ立つ様子が有名ですが、
私が行った時はシーズンの終わりの終わりの方。
ご覧の通り、少し物足りない感じになっていました(;’∀’)
ですが、それでもしっかりバスの背丈を超えるほどの高さがあります😲
もう少し早くいけばもっと迫力のある雪の壁が見られたのかな~と思いますが、それはまた次のお楽しみにしておこうと思います♪
標高2,450mの雪山を堪能した後はトロリーバスに乗って大観峰へ。
なんと、立山のトロリーバスは、日本で最後のトロリーバスなのだそうです🚌
しかしそれも今年いっぱいまででその役目を終え、来年からは電気バスになるとのこと。
トロリーバス自体初めて知ったのですが、運行終了前に乗ることができて良かったです☺
(個人的には電気バスではなく、トロリーバスを継承してほしかったのですが、時代の流れには逆らえませんね・・・💦)
狭いトンネルをバス三台で走り抜けるのですが、車幅すれすれのトンネルを走るのでハラハラドキドキ!
アトラクションに乗っているかのような気分を味わえます。
途中、トンネル建設工事当時、難所となった「破砕帯」を通過するのですが、
その箇所は脆弱な岩盤で、掘削中水が流れ込んできてしまい、工事は難航、たった80mを7ヶ月もかけて掘ったのだそう。
大変な苦労があったんだなぁと勉強になります。
ハラハラドキドキのトロリーバスに揺られること約7分。
大観峰に到着。長くなるので、この後乗り継いだ乗り物のお話は割愛させていただきますm(__)m
ワンスパンロープウェイとしては日本一長いロープウェイや、日本で唯一の全線トンネル内を走るケーブルカーに乗り継ぎ。
(ここらはどんどん山を下りていきます🏔)
1710mの距離を結ぶ間に柱が1本もありません😲
ひたすらトンネルの中を走ります
そして、ついに今回の旅のメインともいえる黒部ダムへ到着!!
綺麗なエメラルドグリーンの湖面が眼下に広がります。
圧倒的な迫力と、少しの怖さも兼ね備えたような不思議な魅力を持っているなと感じました。
こんな広いダムを人間が作ったなんて信じられない・・・
たくさんの人の汗と涙と血と苦労の上にこのダムは作られたのだと思うと畏怖の念を感じざるを得ません。
何時間でも眺めていられるなと思いましたが、今回はツアーで来ているのでそうともいかずm(__)m
約1時間半ほどの滞在。湖を眺めたり、展望台まで登って黒部ダムの全景を眺めてみたり、お土産屋さんでお土産を買ったり、慰霊碑に手を合わせたり。
心地よい風が吹く中で黒部ダムの壮大さに包まれるようなひと時を過ごしました☺
ダムカードなるものももらっちゃいました♪
ちなみにダムカードは日本各地49か所のダムで配布されているそうですよ。
気になった方、ぜひ集めてみてください😆
元々黒部ダムは、戦後の電力が乏しい時代に、
このままでは関西の発展はないと関西電力が始めた壮大な計画からでした。
人の立ち入りを拒むかのような険しい黒部峡谷に水力発電の可能性を見出し、7年の歳月と1千万人の作業員を投じて完成させたもの。
ダムの建設にあたり171人もの殉職者が出たことから、その工事はとても厳しいものだったと想像に難くありません。
厳しい自然と戦い、その先で享受するものは大変大きなものとなりました。
先人たちに思いを馳せ、今のこの豊かな生活は当たり前のものではないんだと、改めて実感することができました。
テーマパークへ行く旅行も楽しくて大好きですが、
こういう自然・歴史を感じられる場所へ行くのもすごくいいものですね☺
私たちの仕事も自然を相手にするお仕事。
地球から見て人間は本当にちっぽけな存在です。
自然に敬意を払うこと、真摯に向き合う姿勢が大切であることを学びました。
このツアーを終え、造詣を深めるべく、黒部ダム建設工事を題材にした小説「黒部の太陽」を読んでみたくなりました。
(最近活字が苦手になってきたので、ドラマ版にしようかな💦笑)
立山、すっっっごくおすすめです!
ぜひぜひ訪れてみてください。
※最後まで読んでくれた方、ありがとうございました😆